5月21日(土)研修会報告

 令和4年5月21日(土)に松本市キッセイ文化ホールでの会場集合およびZoomによるWEB参加を併用したハイブリット方式による研修会が開催されました。講師には、ミネルバヴェリタス株式会社顧問で信州大学特任教授の本田茂樹氏をお迎えし、『介護事業者における業務継続計画(BCP)~義務化で待ったなし~』をテーマにご講演いただきました。


 今回、自事業所のBCP作成は令和6年3月までに作成義務があり、経過措置期間は2年を切りました。そんな中で我々事業所に求められることは「まず、BCP作成に着手する」ことです。自然災害や感染症蔓延などといった防災は身体・生命の安全確保、物的被害の軽減に対して、BCPは前記に加えて重要業務の継続、または早期復旧が計画の中に求められます。


 なかなか計画を作成するのが難しいと思いがちではありますが、参考になるのがハザードマップです。地域によって予測される災害は異なると思います。ハザードマップを活用しながら、事業継続において足りなくなる資源は何か?(建物、職員、ライフラインなど)を予測して、計画作成に着手することが必要になります。
 講義の中で本田氏が語られていた「最初から完璧を目指さない」ということが大事で、何度も見直しながら最終的に事業所として、共有されるBCPにしていきたいと感じた講義でした。